所在地	宮崎県都濃町	落差：75m	幅：7m
初訪問日	2015/10/12	掲載写真撮影日	2015/10/12
難易度	◆◆◆◆◆＋登・沢	評価	◆◆◆

宮崎県都農町、海岸線沿いの国道10号から県道40号へ。 さらに県道307号に入り山道を8km程度走行すると尾鈴キャンプ場。 この付近は『尾鈴山瀑布群』と言われ、いくつかの散策路コースがある。 そんな瀑布群の中、キャンプ場の手前300mくらいの場所に駐車場があるのが ケヤキ谷コースである。 このコースは、しばらくは林道歩きになり、入口から約40分ほどで最初の滝「紅葉の滝」の看板。 このあたりから登山道は沢沿いを歩くルートに変わる。 さらに進んで、入口から約95分ほどで「はがくれの滝」があり、この滝の上流で、 登山道のコースは遊歩道を左岸から右岸に渡る。 右岸に渡ったあとは登山道に従って、最後の勾配のある道に突入。 この道は、足場が悪い上、一気に崖上へと続く道なので、転落などしないように登り、 トータルタイム約110分でついに「白滝」に到着。 崖上より眺めるように見る「白滝」の落差は75m。 でこぼこした岩肌に、水量少な目で、岩肌に縦線を引くように流れ落ちる白水が映える滝。 ところどころ岩肌に沿って分岐しているのも悪くない。 岩の模様が横線で、滝が縦線。 ただ、この２つの線が直角に交わらないため、観瀑していると、どの角度が、 重力に沿った正しい角度なのか分からなくなるような、不思議な感覚にとらわれる。 また、縦長の滝であるため、全貌を１枚の写真に収めるための撮影位置が限定されてしまう点、 上部に光が当たってしまい、やっかいに上部の水部分だけが白飛びしてしまう点など、 撮影が難しい滝でもあった。 もちろん、このスケール感。滝としては十分に満足できる名瀑。 なお、帰り道は、寄り道なく真っ直ぐ引き返せば、全行程下り道ということもあり 1時間15分程度で駐車場まで戻ることができた。