貴船の滝(貴船の淵)

所在地滋賀県高島市 落差:25m 幅:5m
初訪問日2014/8/2 掲載写真撮影日2014/8/2
難易度◆◆◆◆◆ 評価★★★★

8つの滝の総称『八ツ淵の滝』下流から7番目の滝で、この渓谷最大となる 『八ツ淵の滝』のメイン瀑。 『八ツ淵の滝』には、琵琶湖の西部、県道296号線から 案内に従い「ガリバー青年旅行村」を目指す。 この駐車場に車を停めて歩くことになる。 下流より順番にすべての滝を見るためには、沢靴などの装備が必要で、 鎖場やステップや梯子を使って崖を登ったりする場所などもあり、 細心の注意が必要になるため、初心者にはオススメできない。 沢歩きを避けるのであれば、登山道を進んで、4番目の滝「大擂鉢」から 散策することになる。登山道だけであれば、「貴船の滝」まで徒歩50分程度。 自分は沢コースで下流の滝を見てから、登山道に戻って訪問したため、 ゆっくり進んで徒歩130分ほどかかった。 滝は、25mほどの高さから岩に白水の線を描いて落ち、 両端を岩壁に挟まれているため、薄暗い岩間に落ちる雰囲気の良い美瀑。 最初、右岸側からのアプローチになり、2mほどの前衛滝の奥に見える。 沢に下り、前衛滝越しに見る景色も良い。 さらに左岸に渡り、岩場を登ると、滝壺まで含めた全貌を見ることができる。 右岸から岩場を降りて、対岸に渡って、左岸の岩場を梯子で登るので、 足回りをしっかりした装備で、慎重にアプローチすることになるが、 この左岸の岩場の上から見た姿が一番良いので、ぜひアプローチしてほしい。 『日本の滝100選』であることが納得できる、渓谷の中心となる滝である。 なお、左岸の岩場の上まで登ると、その先が鎖場になっていて、 さらにこの上流へと向かうルートとなる。

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