今福の滝(2の滝+3の滝)

遠望(上段が「2の滝」、下段が「3の滝」)

滝壺から

所在地京都府宮津市 落差:19.9m+19.2m 幅:10m
初訪問日2014/8/3 掲載写真撮影日2014/8/3
難易度◆◆◇◇◇ 評価★★★+

京都府宮津市にある見事な巨瀑なのに、近くにある「金引の滝」が有名すぎて、 その存在が若干マイナーな滝。 アプローチもややこしく、府道9号線を南下し、喜多駅手前の滝への標識に従って左折。 あとは標識に従いながら進んでいく。道はかなり細い林道となり、やがて金属のゲート扉が現れる。 このゲートは立ち入り禁止ではなく、獣避けのために閉められているだけなので、 ゲートの閂を外して、さらに細い林道に進入していくと、簡易駐車場がある。 駐車場からは徒歩で山道に入る。 微妙な坂のコンクリート道を登ると、道は岩のゴロゴロした山道。 一部分岐もあるが、標識に従って進めば迷うことは無く、8分ほどで滝を遠望できるポイントに着く。 上段19.9m、下段19.2mの組み合わせとなる二段の規模の大きな分岐瀑。 滝の大きさを感じるためには、この遠望ポイントから眺めるのが良い。 また、この手前に「4の滝」を見下ろせる場所があり、この付近から滝壺へ降りるための道もあった。 ここを5分弱程度進むと、まず「4の滝」が見下ろせ、その先で滝壺に到着。 なお、この二段の巨瀑は、上段が「今福の滝」の「2の滝」、下段が「3の滝」であり、 実際にはその上にある3mほどの「1の滝」、また下流にある「5〜7の滝」と、 7つの滝の連瀑のようで、それらをまとめて「今福の滝(総落差78.2m)」としてるようだ。 もちろん、この二段の巨瀑(2の滝+3の滝)が主瀑である。 正直、近くにある日本の滝100選の「金引の滝」よりも見ごたえがあり、 茶色の岩肌に流れ落ちる白水の色が映える分岐瀑である。

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