桃洞滝

所在地秋田県北秋田市 落差:30m 幅:8m
初訪問日2010/8/21 掲載写真撮影日2010/8/21
難易度◆◆◆◆◇ 評価★★★★★

桃洞渓谷を代表する滝で、日本の滝の中でも珍しい姿をしている名瀑。 なぜ100選に選ばれていないのかが不思議なくらいだ。 アプローチはそれなりにハイキングをしないといけない。 クマゲラ保護センターから4.2kmの道のりを徒歩で進むことになる。 道は平坦であるが、渓谷から離れてしまうために退屈。 しかも訪問した夏は、ヤブ蚊が大量発生。 油断すると10匹以上の蚊が体にとまっているというような状況が延々と続く。 残り500mの地点までは十分な虫さされ対策をしないといけない。 ずっと山道だったが、残り500mでやっと陽の当たる渓流沿いの道となる。 道は一度、飛び石が設置されている箇所で対岸に渡らないといけないので、 長靴、もしくは靴の代えを用意してアプローチしたほうが良い。 そして素晴らしい渓谷美の広がる渓谷沿いの道の終点に「桃洞滝」が現れる。 実際には、さらに滝を越えて上流へ行くこともできるようだが、装備なしでは、 この「桃洞滝」までで引き返したほうが良い。 ちなみに長靴があれば、滝の側に行くことも可能である。 辿り着いた滝は、その名の通り桃の形状をしていた。自然ってすごいと感心してしまう。 白い滑らかな岩肌を広がり、そして狭まり、大きく膨らんだ水の姿は、 他の滝では見ることが出来ないこの滝だけが持つ魅力。 落差も30m近くあり、滝の大きさ、美しさを十分に堪能できる名瀑。

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