所在地	秋田県鹿角市	落差：60m	幅：10m
初訪問日	2011/10/29	掲載写真撮影日	2011/10/29
難易度	◆◆◆◆◆越 沢	評価	★★★★

夜明島渓谷、入渓より105分で渓谷の分岐点に到着。 この分岐を右手の沢に進めば「茶釜の滝」なのだが、右手の沢ではなく左手の沢へ進む。 まず「銀線の滝」があり、その上流にもう一段。 これを巻いて上がると「雲上の滝」が登場する。 分岐より10分程度なので、もし「茶釜の滝」へ行かなければ、沢歩き120分ほどの距離となる。 さて目の前に現れた「雲上の滝」だが、まず見えてきたときの景観が非常に良い。 全景が美しいというのは嬉しいものだ。 さらに滝壺へも近付くことができ、落差60mの直瀑を見上げることができる。 中央部分がやや膨らんだような形状をしていて、岩盤に描かれた無数の白水の線も見事。 「茶釜の滝」が滝壺へ行くのが困難なため、滝壺のシャワーはこちらの滝で体感するのが良い。 この渓谷では2番手とも言える「茶釜の滝」に引けをとらないほどの存在感のある名瀑である。 なお、滝名は「雲上の滝」として掲載したが、「白雲の滝」という説もあり、 実際の「雲上の滝」が別な滝を指すとの情報もある。 この夜明島渓谷の滝は、一部、名称が不明確なものがいくつかあり、正確なことが分かり次第、 滝名は修正します。