茶釜の滝

2011/10/29 訪問

2017/9/17 訪問

所在地秋田県鹿角市 落差:100m 幅:***m
初訪問日2011/10/29 掲載写真撮影日2011/10/29他
難易度◆◆◆◆◆越 評価★★★★

夜明島渓谷、入渓から徒歩約120分。 秘瀑という言葉がぴったりの滝で、日本の滝100選の中でもアプローチが困難とされる3つの滝の一つ。 沢コースを使えば、約2時間で到着することができるが、何度となく沢を渡ったり、ものすごい急斜面を 上がったり、ラストは50m近い直角のハシゴを上らなくてはいけない。 ただ難所と身構えてかかれば、こんなものかなと思える程度なので、特に何か特別な技能を必要とする 場所ではない。 沢コースにて、いくつもの名のある滝、無名滝を見ながら1時間50分。 沢の分岐で右手の沢へと入り込めば、「五徳の滝」という前衛滝。 この滝を右手にハシゴをのぼり切ると人が数人すれ違える程度の足場しかない尾根に到着。 ここから眺めることができるのが「茶釜の滝」。 訪問したときは、水量が充分なほどあり、水量がないときは上部は細い斜瀑のようになっているのに、 今回は上から下まで、ほぼ幅を変えずに落ちる立派な100mの直瀑の姿になっていた。 シャープなイメージの滝だったので、もっこりした形状で登場したときは、一瞬、別な滝かと思った。 落水は岩盤に白い線を無数に描いていて非常に美しかった。 滝壺へ行くには、絶壁を降りなくてはいけなく、ロープでもなければ、大怪我してしまうような場所。 そんな場所であるがゆえ、達成感も味わえる秘瀑・名瀑だった。

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