滝沢の滝 女滝

前衛滝と女滝

所在地福島県塙町 落差:15m 幅:5m
初訪問日2013/12/1 掲載写真撮影日2013/12/1
難易度◆◆◆◇◇ 評価★★+

稲沢川右沢にある分岐瀑。 国道118号線に沿う県道230号線を走行。台宿地区あたりから西へ曲がり稲沢集落へ。 集落に入るとまもなく、左へ曲がる道があり、この道を進んでいくと、舗装が途切れ、 道もぬかるんでくるので、ここに車を駐車。 ちょうど、そこに「滝沢の滝」の案内が出ている。 ここに来るまでは案内もなく、道もわかりにくいので、地元の人に尋ねたほうが得策。 駐車後、山道をひたすら歩行する。 最初は平坦だが、すぐに二股になり右手が登山道、左手が踏み跡のような道。 ここは右手の登山道を進む。(左手に行くと、貯水池があり、行き止まりになる。) 最初は急な登り坂になるが、我慢すれば、あとはそこそこ、平坦な道。 駐車スペースから15分ほどで、『男滝・女滝 方面』の案内がるので、 これを見逃さずに標識通りの方向に進んで行くと、トータル約20分ほどで、木々越しに「男滝」が 見える観瀑スペース。さらにいつ崩れてもおかしくないような斜面の踏み後を登ると、 別の沢である右沢に落ちる「女滝」が見える。 正直、冬期でも、木々が茂りすぎて、観瀑するのは厳しい。 また、崖上からの眺めになるので、万一転落すれば大怪我・命にかかるような場所のため注意が必要。

さて、実は見落としていたのだが、滝を観瀑する崖上にさしかかる手前、 『男滝・女滝 →』の看板が設置されている、 実はこの場所からのみ、踏み跡を使うと沢まで降りていくことが可能。 くねくねと斜面を降りる踏み後なので慎重に。 降りた沢を30mも遡行すれば二つの沢の出合いがある。 このまま水量の多い左手の沢を進めば「男滝」なので、 「女滝」に向かうには、右手の沢を進むことになる。 進む右沢は滑らかな岩場となっていて、左沢とはまるで印象が変わる。 沢の平坦ではなく、1〜2mくらいの小段や滑を、長靴で登っていくと、すぐに渓谷は右カーブ。 このカーブの先に15mほどの落差で、少ない水量ながらも岩肌に糸を引くように広がって落ちる しなやかな分岐瀑が見える。 存在感はあるが、水量が少なく、確かに「男滝」に対して「女滝」の名前が付いたのが納得の風貌。 「男滝」が開けた場所に落ちるのに大して、「女滝」は渓谷の狭まった場所に落ち、 小滝を登って良く必要があるため、しっかりした長靴が必要になる。

inserted by FC2 system