所在地 | 長野県松本市 | 落差:52m | 幅:10m |
初訪問日 | 2015/8/8 | 掲載写真撮影日 | 2015/8/8 |
難易度 | ◆◆◆◆◇ 沢 | 評価 | ★★★★★ |
乗鞍高原、前川本谷に落ちる知る人ぞ知る名瀑中の名瀑。
滝までの道はなく、沢歩きが必要になるため、単独行動は控えた方が無難。 アプローチは、乗鞍高原へ向かい、「善五郎の滝」と「三本滝」の駐車場の間あたり。 県道がヘアピンカーブする場所にチェーンで通行止めになっている林道の入り口がある。 このチェーンを外し、やや荒れた道をしばらく走行すると、やがて完全にふさがれたゲートがある。 この付近に駐車し、そこからは徒歩。 15分ほど林道を歩くと『前川第二号橋』があるので、ここから入渓。 入渓は崩れやすい斜面を強引に下るので注意。 入渓後は上流へ目指して遡行。 特に危険な場所はないが、やや急な沢登りになるのでそれなりに息が上がる。 30分強沢を上がっていくと、沢は左右に分かれ、 左手の沢に小さな滝が見える。これは「ガンガラ沢の滝」。 目的となる「大滝」が右手の沢。すでに分岐地点で滝の姿が見えているので、 あとは右手の沢を登っていけば、入渓から遡行40分ほどで滝前の到着する。 滝は自然の作る最高傑作とも言うべき、非常に美しい直瀑。 幾筋もの水の線を描き、50m以上の高さから降り注ぐ。 またこの滝は早朝、太陽が当たる時刻に訪問すると見事な虹が架かる。 正直、これほどまでにしっかりと虹が架かる滝、初めてかもしれないというくらい、 完璧な姿で訪問者を迎えてくれる。 正面から、横から、見る角度を変えると虹の見え方も変化し、あらゆる角度から名瀑を堪能。 トータル60分弱の林道&沢歩きが苦にならない最高レベルの名瀑。 |