日本の滝100選の思い出 #008 丸神の滝 (埼玉県小鹿野町)

前回の100選『払沢の滝』のように、関東地方でも西部へ足を運び出した頃、 足を運んだ100選が『丸神の滝』だった。
この滝へは、共通の好きなアーティストでつながっていた友人と足を運んだ。 この方とは、2007年の秋に千葉県の「粟又の滝」にも一緒に行っていて、 特に滝仲間ではなかったが、これをキッカケに数回、一緒に足を運んだ一つが、 この「丸神の滝」。
滝の遊歩道は、時期的なものか、かなり殺風景。 ただ、今思えば、運良く遊歩道には雪はほとんど無く、歩きやすい道のりで、 徒歩15分ほど。遊歩道の後半戦は登山道のようになり登り道となるが、 それでも簡単に滝壺まで行くことができた。

<2008年3月26日撮影>

水量はかなり少ないが、それでも滝の規模の大きさに感激。 この年に見た滝の中でも3本の指に入る滝だった。

次に訪問したのは2010年の雨上がり。 緑の映える季節で、最初の訪問のときとは、がらりと変わった豊富な水量。 これで、ますますこの滝を好きになった。

<2010年7月12日撮影>


さて、この滝は合計3段、76mの滝で、実は滝壺から見えるのは最下段のみ。 最下段でも50mはある素晴らしい姿なのだが、この2回の訪問では、 上段を見ることはなかった。

それから時が流れて、2012年2月。
遊歩道に雪がしっかり残る中、今までと違った姿を確認。 まず、滝の表面がしっかりと凍っている状態で観瀑。 さらに、登山道をさらに進んで初めて上部の様子を遠望することもできた。

<2013年2月28日撮影>

2014年現在、訪問回数3回だが、それぞれ違った味わいを見せた滝。 水量が多い滝らしい姿も好いし、凍結した姿も良い。 水量が少ないときに剥き出しになる岩も悪くないといったように、 この滝は、それぞれ別な人と訪問し、それぞれ別な印象を受けた、そんな思い出の滝。

(2014年8月12日 掲載)

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