日本の滝100選の思い出 #005 阿寺の七滝 (愛知県新城市)

関東地方に住んでいて、訪問した『日本の滝100選』の5つ目がこの滝というのも、 珍しいかもしれない。
この滝については、あえて選んで、よし次はここに行こうと思って訪問したのではなく、 自分には10代の頃からの付き合いになる友人が愛知県にいて、 「遊びにおいでよ」の言葉をきっかけに、この滝に行くことにしたのが経緯。
それと、ウナギをこよなく愛する自分は(笑)浜名湖のウナギを食いたいってのも、 理由の一つ。

「愛知に遊びにおいでよ〜」
「あ、じゃさ、ウナギ食べて、滝巡りして良い?」

みたいな感じでした。

2007年9月16日。滝以外の愛知観光をし、夕食は当然ウナギ。
この夜に三ケ日町で宿泊。
翌日に「阿寺の七滝」に行くことになりました。 実は、この1日遅らせたことが幸運に繋がります。
どうやら「阿寺の七滝」は、天候によって、大きく水量が左右される滝のようで、 たまたま、宿泊した夜中に大気の状態が不安定で一時的に大雨が!
そんな大雨の翌日は、からっと晴天。 こんな好条件で訪問することができました。

「阿寺の七滝」までは、整備された遊歩道を15分ほど進むことになります。 その途中にもいくつかの小滝があったりします。 またルートを外れると、そこにも名のある滝があったりします。
勘違いしやすいのですが、それらを総称して「阿寺の七滝」というのではなく、 あくまで「阿寺の七滝」は七段の一つの滝を指します。 それまでの行程で見られる滝にも、それぞれの名前があります。

こんな滝たちが見られます。

<2007年9月17日撮影「河鹿渕」> <2007年9月17日撮影「乙女滝」>

<2007年9月17日撮影「母子滝」> <2007年9月17日撮影「猿滝」>

このうち「河鹿渕」は遊歩道からでは岩陰になって良く見えない滝。 「母子滝」「猿滝」は、遊歩道を別ルートに外れた場所にある滝です。

さて、雨上がりの水量豊富な遊歩道を進み、目的の「阿寺の七滝」に到着。
観瀑スペースもあり、安全に到着できる滝でした。 正面からはもちろん、滝の右岸にも道があり、横から眺めることも、上段を眺めることもできます。

<2007年9月17日撮影「阿寺の七滝」>

正直、100選の滝としては、無難かなって程度の滝ですが、渓谷ぜんぶをひっくるめて、 気持ちのよい散策でした。

(2014年8月6日 掲載)

inserted by FC2 system