所在地 | 神奈川県湯河原町 | 落差:20m | 幅:10m |
初訪問日 | 2017/5/20 | 掲載写真撮影日 | 2018/7/1 |
難易度 | ◆◆◆◆◆+ 登 | 評価 | ★★★★+ |
非常に美しい柱状節理の滝で、秘境に落ちる。
観光協会がツアーを組むほどの美瀑であるが、
その行程は林道、登山道、沢渡り、虎ロープによる滝の巻き道などがあり
初心者向きではない。
だいたい片道2時間半くらいの行程になる。 一般的な出発点は『幕山公園』。 ここからしばらくは、車両通行止めになった林道歩き。 しばらく歩いたのち、細い登山道を渓谷に沿って進むことになる。 行程2時間で「紫音の滝」と出合う。その後、さらに沢を進むと 「中尾沢左俣F1」が現れる(観光案内には「無名の滝」となっている)。 そこから設置された虎ロープを登って、先ほどの「紫音の滝」の上流へ。 あとは沢を進んでいくと、すぐにこの滝は現れる。 滝は、関東でも類を見ないほどの柱状節理が美しい滝。 滝の周囲が柱状節理になっている滝はあるが、滝自体が このようになっているものは、関東地方ではまず無いと言っていいほど 貴重な姿をしていた。 タイミングさえ合えば虹も架かる滝であるが、 直射日光に白飛びもしてしまう滝でもあり、 もともと水量が少ないため、ベストタイミングが非常に難しい滝でもある。 しかし、どんな状況にせよ、これだけの美瀑はなかなか無く、 訪問する価値のある名瀑である。 |