所在地	神奈川県山北町	落差：60m?	幅：4m
初訪問日	2014/8/15	掲載写真撮影日	2014/8/15
難易度	◆◆◇◇◇ 沢	評価	★★★★

河内川支流、塩沢川左岸の支沢にある名瀑。 素晴らしい滝なのに、案内は無く、道はかなり分かり難い。 道の駅『山北』の少し南を左折すると川内川を渡る立派な橋がある。 この橋を渡るとすぐに、道は直進ができなくなり、右手に曲がって細い脇道を進む。 2〜3km、細い道を進むと5軒ほどの集落があり、これ以上、車で進むのは無理。 周囲の住民の方に許可をもらい駐車させていただいた。 この集落から塩沢川に入渓する。 そのまま上流へ遡行すると、すぐに川が左手にカーブし、左岸は絶壁。 この左岸を気にしながら遡行すると、支沢が流れ込む場所があり、 その奥に、かなりの落差を持つ滝の姿が見えた。 あまり人が訪れないためか、ここから先は倒木がひどく、 木の枝や藪の中を進みながら、支沢を遡行。 2m弱程度の小滝を直接登ると、「不老滝」の直下に辿り着いた。 入渓から10分強程度で行くことが可能だが、足回りをしっかりし、 両手を使える状態で慎重に進まないと厳しいような場所。 滝下の空間は周囲を絶壁に囲まれ、滝は見上げるしかないような至近距離。 全貌の撮影は厳しいが、滑らかな岩肌から真っ直ぐに滑り落ちる美瀑。 見上げれば霧状に水しぶきが降り注いでいた。 また、滝周囲の苔の緑も鮮やかで、滝をより一層、美しく見せている。 落差は30mとの情報もあるが、見たところ50mはあるはず。 正確な落差が分からないが、集落の方が60mはあると言っていて、 それも納得できる高さから、見事に降り注いでいた。 丹沢では、さほどメジャーではないが、100選級のかなりレベルの高い滝。