百尋の滝

所在地東京都奥多摩町 落差:30m 幅:5m
初訪問日2011/4/24 掲載写真撮影日2011/4/24
難易度◆◆◆◆◇ 評価★★★★★

美瀑中の美瀑。東京の滝の中でもナンバー1と言いたいほどの名瀑。 県道204号からゲートを越え、川苔谷沿いの林道を2kmほど進み細倉橋から徒歩で「百尋の滝」まで1.9kmの登山道。 途中、いくつもの滝を見ながら歩くこと40分ほど。ラストは200mほど急な岩場を登らなくてはいけない。 もしかしたら14年前の崩落の際に、滝の下流が落石で埋まってしまったらしいので、 このように岩場を越えるような道ができたのかもしれない。 ようやく岩場を越えて、登山道入口から45分。目の前に30mの滝の姿が現れる。 本来は下段の滝もあったのだが、今現在は落石による大岩に埋まってしまい、この30mの直瀑のみを「百尋の滝」と呼ぶ。 文句のつけようのない美しすぎる名瀑で、直角に落ちる流れがところこどろ岩壁で水しぶきを上げ、 とても綺麗な白糸を引いて流れ落ちる。 直瀑といっても、いろんな種類があるが、このように落水の途中に綺麗な白線を無数に描きながら落ちる滝は そんなに数多くはない。落差、落水の形状、周囲の雰囲気、どれをとっても一級品の滝。

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