左右二条で「赤岩沢大滝」

左手の滝

右手の滝(水量少ない)

岩盤のくぼみから撮影するとこんな姿で撮れる

所在地	群馬県上野村	落差：40m	幅：***m
初訪問日	2017/10/1	掲載写真撮影日	2017/10/1
難易度	◆◆◆◆◇ 登・沢	評価	★★★＋

上野村の野栗沢の支流の赤岩沢にある秘瀑。 滝好きな人の中では有名な双瀑であるが、いくつかの前衛滝を越えないと その滝を見ることができない、上級者向きの滝とされている。 「赤岩沢大滝」に向かう林道のゲートから沢筋を歩き出くこと50分。 その後沢に入り、4mの前衛滝2つ、10mの前衛滝を乗り越え、トータル70分くらいの時間を要する。 この中でも最後の10mの前衛滝を乗り越えるのは困難で、 岩場に這いつくばりながら、落ちないように足場を手をかける場所を探して 滝を乗り越えていくことになる。万一落ちたら、下手すりゃ死ぬレベルである。 こうしてたどり着いた滝は、滅多に見れない左右２つの落水から成る双瀑。 向かって左手の流れの方が水があり、40mくらいの崖上から流れ落ちる。 岩壁は赤味がかっており、白い水の流れが、その色の凹凸を流れ落ちる姿が美しい。 向かって右手は普段は、ハラハラと降り注ぐ程度の水量で 写真にするとほとんど見えなくなってしまうほど。 両方の落水の中央の岩場がへこんでいるので、そこに背をついて撮影すると、 左右両方の流れがアーチ状の岩の左右から流れ込んでいる様子の撮影ができ、 他では撮れないような写真となる。 秘境中の秘境、そして他にあまり類のない貴重な滝の一つ。