前衛の滝

前衛の滝1(4m)

前衛の滝2(4m)

前衛の滝3(10m)

前衛の滝3とその上部に見える「赤岩沢大滝」

所在地群馬県上野村 落差:4m〜10m 幅:***m
初訪問日2017/10/1 掲載写真撮影日2017/10/1
難易度◆◆◆◆◇ 登・沢 評価★★

「赤岩沢大滝」に向かう林道のゲートから歩き出して50〜60分程。 ここまではほとんど沢に入らないで、沢筋を歩いてくることになる。 ここからは沢に入って、滝を直登しなくてはならない。 「赤岩沢大滝」手前に3つの直登すべき滝があり、この滝がその一つ目。 落差は4mほどで岩に白水の線を描いて流れ落ちる。 この滝は、落水の右手を進めば、難なく越えることができる。

一つ目の滝を越えると すぐに二つ目の滝が現れる。 この滝は岩に挟まれた場所を落ちている滝。 滝壺にはまらないようにへつりながら進み、直接滝を登って越えていく。

二つの4mほどの前衛の滝を越えた先、最後の難関である10m級の滝がある。 これが一般的には「前衛の滝」と言われている滝で、立派な姿である。 すでに目的とする「赤岩沢大滝」が、この前衛の上部に見えている。 ここまでで出発から60分程度。 さて、この滝だが・・・手前の2つの4mくらいの滝のように簡単には乗り越えられない。 ルートは滝の右岸(左手)を登ることになる。 前に来た人がかけてくれたと思われるロープを頼りに、足のかかる部分を探す。 滝の中部くらいまで登ったら、ロープもなくなるので、あとは自力。 結果的にはさらに左手の岩場を使って乗り越えたが、正直、登っている途中で 進むルートが分からず一度、立ち往生してしまった。 左手の岩場をのぼるのも、ガレ場なので這いつくばって、 体が滑り落ちないようにしながら、岩や倒木をつかんで乗り越える。 もちろん転落したら10m近くを落ちてしまうことになるので、無理は禁物。 下手すりゃ死ぬレベルの滝越えになる。 「赤岩沢大滝」のために乗り越える最後の難関として 有名な前衛であるが、滝自体もかなり立派な滝。 絶壁に挟まれた場所を落ち、岩肌の凹凸に、落水が模様を描いて落ちる。 滝にかかっている倒木もまた味があって良い。

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