津室沢大滝

所在地群馬県沼田市 落差:50m 幅:***m
初訪問日2017/8/27 掲載写真撮影日2017/8/27
難易度◆◆◆◆◆+ 登・沢 評価★★★★★+

津室沢にある大滝で、非常に美しい姿をしている。 大きく三段からなる滑滝の連瀑で、総落差50mほどの隠れた秘境の名瀑。
たどり着くにはそれなりの苦労が強いられる。 まず平川に沿った林道をひたすら歩くこと70分ほど。 そこからやっと沢に下りることができる。 下りた沢は三重泉沢といい、ここを下流に下りるのだが、堰堤があるので 慎重に下りなければならない。 堰堤を下りればその先で、三重泉沢が平沢本流と出合う場所。 平沢からは上流へ遡行し、すぐに左岸にある津室沢へと入る。ここまでで約90分ほど。
津室沢の最初の大きな滝F1は直接は上れないので、 大きく左手の斜面をロープを使って上り、木の根をつかみながら横移動。 トラバース30分ほどでやっと、F1の上流部に下りられる。 そこから沢を遡行し、F2、F3と越えて行き、その先で見えてくるのが この「津室沢大滝」である。 F3から10分強の遡行があるので、トータルで約2時間20〜30分ほど。 そこそこ努力、危険も伴うが、それに見合ったレベルの滝である。
三段の上段は広がってはつぼまって落ちるような楕円形の流れ、 中段は傾斜が緩やかに広がりながら流れ落ちる非常に美しい姿。岩肌の 茶気た姿も美しい。下段は落差こそ小さいが幅広く落ち、この滝の姿を きれいにまとめている。 撮影も引きで撮影するとその大きさがわかり、 近づくと、なめらかな傾斜に流れる水の美しさを撮影することができる。 あまりにも素晴らしい景観で、この滝に2時間も滞在してしまった。

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