鐘が渕

所在地群馬県甘楽町 落差:2.5m+1m 幅:1m
初訪問日2014/11/24 掲載写真撮影日2014/11/24
難易度◆◆◇◇◇ 評価★★

雄川に沿う県道46号線から、案内に従い、しだれ桜で有名な宝積寺へ。 寺の本堂の左手には墓石が並んでいて、その先の崖下に二段の滝がある。 これが「鐘が渕」であるが、崖上からは音だけしか聞こえず、 滝の姿をほとんど確認できない。 アプローチは、滝のやや下流から、藪の急斜面を降りられそうな、 うっすらとした踏み跡のようなものがある。 ここを辿れば、降りられないこともないが、木の幹をつかんだりして 降りていくので、それなりに危険を伴うので注意が必要。 おそらく草木が茂る夏の時期に降りるのは厳しいと思われる。 滝は上段が2.5m程度、やや角度を変えて落ちる1m程度の下段の組み合わせで、 二段の滝である。小さな沢の滝だが、両端は絶壁になっており、 道があるわけでもないんので、知る人ぞ知る滝といった趣き。 なお、この滝名は、 永禄6年、梵鐘を背負って渕に身を投げた僧侶がいて、 その後、この渕のそばに立つと、鐘の音が聞こえるという話に由来。

inserted by FC2 system