所在地 | 栃木県日光市 | 落差:2m | 幅:2m |
初訪問日 | 2008/3/25 | 掲載写真撮影日 | 2016/5/28 |
難易度 | ◆◆◇◇◇ 踏・危 | 評価 | ★+ |
「土呂部の大滝」のすぐ上流にある「小滝」。
「大滝」を「雄滝」と呼ぶのに対して、こちらを「雌滝」と呼び、
二つセットで名前が付けられている滝である。
しかし、近年は「大滝」の看板は立てられてはいるものの、「小滝」の看板がなく、
情報がなければ気がつかない滝だろう。 県道の途中で「大滝」の案内があり、そこに駐車して山道を徒歩で降りていく。 150mほど進むと、山道は急勾配の下り坂になり「大滝」に滝壺に付けるのだが、 その急勾配の手前、木々越しに「大滝」の落ち口をのぞき込むことができ、 その上流50mくらいの地点に目をやれば、2mほどの小滝と広い滝壺が見える。 実際、山道からでは、木々が邪魔をして、姿は確認できても、 まともな写真にはならない。 そこで、ロープをつかって斜面を沢まで降りることにした。 傾斜はあるが、完全な直角の崖というわけではないので、 30mくらいのロープがあれば、難なく降りることができる。 実際、沢に降りて見た「小滝」の姿は、歪な岩の形状に合わせて、 幾筋もの水の流れる線を描いて一つの滝壺へと落ちる味のある姿で、 周囲の緑と、広い滝壺も含めて、なかなか美しい渓谷美を見せていた。 |